「経済のことは地理から学べ」で学べ

1 「携帯の音は地理から学べ」という本を読んで、「経済だけではなく人間のあらゆる活動の土台は地理」だと思った。

 

2 地理とは何なのか

・世界情勢を理解するには地理と歴史が両輪になってきます。この中で、地理とは地球上の理なのだそうです。

・人間の行動は、土地と資源の奪い合いとも書かれていました。確かにそう思います。地球上で土地と資源には限りがあり、だからこそ人々がそれらを求めて活動するのだと思います。土地にも人が住むのに便利な土地や資源が豊富な土地があり、資源にも石油石炭 LNG 鉄鉱石レアアースなど原材料やエネルギーとして使われるものがあります。

・さて尻から考える日本の状況というのはどのようなものなのでしょうか 。この本の中で極めてイメージがわきやすい1文がありました。「東京のマンションはオーストラリアの鉄鉱石を川崎千葉製鉄所で鉄にして作ったもの」というものです。日本は資源を輸入する先進工業国であり、東南アジア中東の各国それとオーストラリアが資源の輸入元として極めて重要な国となってきます。合わせてシーレーンも大事ですし、これからはロシアとの経済協力が重要性を増してきます。

 

3 チリを知ると現実の見方が変わる

・地理の知識は経済以外にも、政治や軍事、技術や文化の理解に役立ちます。

・この本を読んでから東京と横浜が全く違う街として見えてきました。東京は本部としての機能が集まった町です。一方で横浜は港です。シーレーンの先端は横浜の港です。東京湾を通っている船こそ日本経済の血液であり、東南アジア中東オーストラリアから資源も持ってきているのです。

・このような味方に気づけたから船の事をもう少し知りたいと思いました。他にも商社の仕事や、例えば横浜には日産の工場があったなと、色々なことに興味が膨らんできました。

・土台が変わることになるのは、タイのクラ地峡、三井海洋開発の海底レアアース発見などこういったニュースで想像がつきます。

 

4 見えないものを見る能力

日本の経済の仕組みは目では見えません。 けど治療理解すると現実の断片断片が日本経済に大きな枠組みの一部として見えるようになってきます。