【おれの結論】不動産編:持ち家派

賃貸か持ち家かは永遠の論争だとかいわれてますよね。

 

最近よく聞くのは、持ち家はリスク大きすぎるから賃貸のほうがいいってほうですかね。

 

おれの結論は持ち家すなわち不動産購入派です。

なんでだと思いますか?

 

だいたいこの論争、誰もが最初はどっちがお得かという金銭面で考えますよね。

 

ローンは利息が…賃貸はお金が残らない…

 

いや住宅手当もらえるし…それなら住宅ローン減税あるし…

 

でも固定資産税あるでしょ…ほんでそのうち金利はあがるから…

 

いやいや不動産価格自体があがってくよ!いや暴落するよ!しないよ!

 

…ってとこですかね。

 

 

どっちのほうが金銭面でプラスになるか、これはもうはっきり言っておれらにはわからんのです。

あたったとしても運、まぐれ、奇跡、あほ。諦めましょ。

 

ウェブでもどっちが得やとかでいろんな記事でてきますが、基本全部ウソやと思っている。分からん。分からん。

 

どの地域のどの物件をいつ金利が何%のときにいくらで買うか。

金銭面を比較しようとしてもこんなけ変数がでてくるわけですから。

 

ただここで一つ言えるのは、金銭面でプラスになるかマイナスになるかで賃貸か持ち家かを選ぶことはできないってことです。

 

 

だってそうでしょう。どっちになるか誰にもわからんのやもん。

そりゃそんなんいつかは不動産も暴落するよ。

 

1年後?10年後?100年後?

いやいや、東京オリンピックのあと?スルガ銀行がこれから破綻して?首都直下地震が起きて?

 

いつ?いつなの?それは。

いつが分からな意味ないのに時期は絶対わからん。

だから金銭面で決めることはできない。つまり他で決めるべきです。

 

 

この「他」は人によってなんでもいいと思います。

家族との思い出がつまった家がほしいという人もいるし、

いろいろ引っ越ししやすいほうがいいという人もいるでしょう。

 

で、おれの場合は「さて、おれは若い間に自分でできる限りの大きな買い物をしておこう、おれにできるのって言うたらやっぱ不動産やな」というものでした。

大きな買い物をするにあたって決断するという経験を得る。

自分が買った物件の四分の一は決断経験料だと思っているぐらいです。

 

ほんでこれは正解やったと思ってます。

まだまだ途中ですけど、結果的に、大きな決断をした経験が次の大きな決断をするのにつながってきました。

 

家買ってなかったら、2つめの決断はできてませんでした。

将来のことは分かりませんが、自分のことは分かります。

おれは多分、そのうち3つめの大きな決断もするでしょう。

 

家買ってなかったら、パワーポイントで資料を作って上司に見せてなんか助詞を直してもういっかいもっていてすたんぷもらったらファイルに閉じてそのうちシュレッダーするという毎日を繰り返して、決断なんか何にもない日々、何にも決めない30代、40代になっていく…

 

何を調べて、あるいは調べずに、誰のはなしを聞いて、誰には相談せずに、ということをすべて自分が決めて結果をすべて引き受ける。

 

不動産を買って手に入れたのは不動産を買う経験なんです。

これは買わないと手に入りません。

 

「そんなんで買っていいの?一生に一度の買い物でしょう?」と思いますか?

 

そうですね、そんなんで買っていいんです。だっておれが決めていいんですから。

それに一生に一度の買い物ではありません。売ることもできるし、また別の物件を買うかもしれません。

 

なので、他人から賃貸のままにするか家買うかで相談されたら、わたくしは

「金銭面では決めないほうがいい。どっちが得か損かは分からんから。」

「おっきな決断をすることになるから、普段そういう機会がないけど、そういうのができる人間になりたいなら不動産買うのはおすすめだよ」

ということにしてます。

 

結局おれら投資家の本分、「自分で決める」ということですね。